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スタートアップ企業の事業コンセプトの製品化から量産、販路拡大まで一貫サポート。

D社は生活リハビリ機器の開発、製造・販売までを手掛ける介護系スタートアップ企業です。コア事業は訓練用の運動補助機器。当社には、コンセプトモデルの設計段階からご相談いただきました。
当初は機械設計の作図依頼でしたが、まだ世の中にない製品を形にするには、販売や量産化まで「ハードウェア商材」としての製品を明確にイメージした戦略が必要。立上げ段階における設計・モノづくりリソースの少ないスタートアップ企業にとっては対応が難しい工程もあります。そこで、数多くの最終製品を送り出してきたパナソニックの“モノづくり”力を活かし、開発から最終製品の量産化まで、D社の事業推進に必要なサポートを一貫して行いました。同社との取り組みをご紹介します。


クライアント様データ

業種
リハビリ機器製造
規模
20人以下
課題
事業コンセプトを最終製品に落とし込むモノづくり推進力の不足
提案
設計支援・UXデザインに加え、安全認証から販促まで一貫サポート


スタートアップ企業の設計リソース不足を解決

D社の運動補助機器は、加齢や怪我の後遺症により生活が困難になった方向けのリハビリ機器です。フィットネス機器に近い見た目ですが、特殊な動きを制御する運動補助機構を備え、トレーニングをサポートします。通常の運動よりも関節に負担をかけず、バランス力や筋力を鍛えることが可能で、より安全に訓練が行えます。

元々機械系エンジニア集団による介護系スタートアップである同社は、医療エビデンスを元にした機器の開発は得意とするところ。運動補助機器の開発も、明確な事業コンセプトを持って進められていました。しかし、最終製品を世に出すには、コンセプトから構造設計、工場側との調整、また商品設計や営業企画なども同時並行する必要があります。限られたリソースで事業推進を行うスタートアップ企業にとっては、すべてを自社でハンドリングするのは困難。同社でも、設計開発に時間をとられ、本来のビジネスモデルの構築・推進に必要なリソースが確保できないという課題がありました。そこでご相談いただいたのが、パナソニックの“モノづくり力”で設計開発を請け負う、当社エクセルテクノロジーカンパニーです。

機構・デザイン設計から最終製品まで、広範囲の開発をワンストップでサポート

当社は、機構、電気、デザイン、ソフトウェアの設計開発を請け負う、パーソル パナソニック HRパートナーズの社内カンパニーです。構造設計や電気設計だけでなく、ユーザーの使いやすさを考えたUXデザインや量産対応まで、広範囲にわたる開発支援でお客様のモノづくりをサポートしています。

D社からは当初、運動補助機器の構造設計部分でご相談をいただきましたが、打ち合わせを重ねるなかで、意匠外観を含めたUXデザイン、販促まで視野に入れた商品の全体設計についてもご提案。また、部品メーカーや工場との連携のしやすさなど、パナソニック品質のモノづくりに共感いただき、最初の受託範囲を大きく超えて開発をお任せいただきました。


・意匠外観を含めたUXデザイン対応
・製品梱包仕様の検討
・販促用のPRコンテンツ作成
・モノづくり協力会社の紹介
・安全認証の取得支援
・コア技術の先行要素技術開発


スタートアップ企業が初めて発売する商品ゆえの予算制限はありましたが、外観や手触りなど、ユーザー目線でのデザインを行いました。機器を使用される方の視点や動作を考え、使い方が誰にでも直感的に分かるように大きく目印を付ける、表示モニターや頻繁に触れる部分は丸みを帯びた形状にするなど、使いやすさとデザイン性の両立を図っています。部品調達や工場手配では、パナソニックの協力会社ネットワークによるスムーズな量産体制を構築、また製品の梱包仕様や販促用のコンテンツ作成なども同時にご提案しています。


製品のバージョンアップや次世代機の構想設計も

同社からはすでに次期バージョンの製品についてもご相談をいただいています。単純な設計図面請負ではなく、最終製品の量産化までご提案が可能なこと、また試作段階での不具合改善や仕様変更への対応力があることを評価いただきました。今後は最終製品ユーザーからのフィードバックを分析、モデルチェンジや次世代機に向け課題を抽出し、再度要素技術や基本設計から見直します。


創業以来パナソニックブランドの製品開発に携わり先端的な技術を生み出してきた当社。これからもユーザー目線でのデザイン設計、また高い外観品質と商品の性能を最大限引き出す技術で、企業のモノづくりを支えるエンジニアリングパートナーでありたいと考えています。


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