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ITスキルを兼ね備えた次世代人材、開発がわかる“非”エンジニアが一人二役をこなす

社内システムの内製化にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入を決めたE社。社内を横断する新事業部に必要な人材は“ITスキルを持った事務職”でした。この開発と事務を兼任する難しいポジションにマッチしたのが、当社で早くから育成・研修を進めていたテクニカル・クラーク派遣。本来2人雇う必要があった業務に1人で対応でき、プロジェクトの推進に大きく貢献できました。


クライアント様データ

業種
電子機器製造
規模
500人〜1000人(事業部)
課題
社内IT化推進を目的としたRPA導入、人材補充
提案
元開発エンジニアを派遣


RPA人材募集の背景は在庫管理システムの内製化

E社事業部は、総合電機メーカーのなかで、電子部品を製造・販売している事業部です。当社パーソルパナソニックHRパートナーズのテクニカル・クラーク派遣にご依頼いただいたのは、その中で精密機器を担当する部署でした。

同部署では、製造、設計、開発、営業まですべての工程を自社内で組織する「垂直統合型」の生産体制を取っています。特に国内の製造工場では、品質に徹底してこだわり、電子部品の実装から組立・検査まですべての工程を一貫生産。各工程にはロボットなど最先端の技術を積極的に導入し、垂直統合の長所をフルに活かした、高品質かつスピーディーな供給を強みとしています。

そんな最先端の生産システムを持つ工場ですが、営業・販売との連携に課題がありました。工場の生産管理と、営業の受発注・在庫管理のシステムが連動していない状態だったのです。営業側では、部署ごとに納品管理と在庫確認を行っており、リアルタイムで工場の生産状況を把握する手段がありませんでした。それぞれがExcelで在庫を管理しているイメージです。クライアントへの提案時に毎回工場に問い合わせ、在庫や納品時期を確認するロスが生じていました。

この課題を解決するために組織されたのが、社内システムを内製化するためのIT推進室です。ミッションの中心は、在庫管理システムのリアルタイム化。開発には、ノンプログラミングで実装できる「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」を導入することになりました。


開発がわかる“非”エンジニアが一人二役をこなす

RPAは、PC上で行うさまざまな作業をソフトウエアロボットに記録し、処理を自動化するツール。人の手で行う業務を自動化するという意味では、EXCELのマクロ・VBAと同じですが、他のソフトやシステムの操作も組み込めるのが特徴です。プログラミングを必要とせず、間接部門にも導入しやすいというメリットがあり市場が拡大。各社が関連製品を出しています。

同社事業部では開発にRPA製品の「UiPath」を導入、前述のIT推進室に同製品を扱える人材の募集が発生しました。

当社では、このような属人的業務のシステム化を「テクニカルクラーク」の仕事と位置づけ、人材をご提案しています。

本件で求められる人物像は「開発がわかる非エンジニア」。IT化を進める部署でありながらも、業務自体は運用サポート寄りです。バリバリと開発をこなすエンジニアより、バックオフィスでの支援を得意とする人材がマッチします。

ただ、システムのメンテナンスも業務範囲に入ります。RPAがノンプログラミング開発とはいえ、エンジニア経験がなければ業務の円滑な遂行は難しい。つまり、「サポートが中心だが技術的なアプローチもできる人材」というオーダーです。

オフィス事務やヘルプデスク経験者では技術的に太刀打ちできず、かといってSE・PGなど開発エンジニアだと、本人が望むキャリアにマッチしません。本来であれば2人の雇用が必要になるポジション。直接雇用や業務委託では確保が難しく、多くの企業様が悩んでおられるところです。

当社のテクニカルクラーク派遣は、まさにそのような人材ニーズにマッチします。


事務職に求められるスキルが変化、ITスキルを兼ね備えた次世代人材がテクニカルクラーク

当社のテクニカルクラーク派遣に登録するスタッフの多くは、元エンジニアです。復職の意思はあっても、子育てや家庭の事情などで就業時間に制約があり、第一線の開発現場には戻れないという方々です。

今回E社の元へ派遣が決まったのは、JavaやRuby、Pythonなどの言語でプログラミング経験がある40代の女性。開発経験10年以上のベテランエンジニアです。子育てが一段落したため、復職を目指して当社に登録されていました。家庭のこともあり、SEやPGとしてハードに働くことは難しいが、オフィスワークより開発経験を活かした仕事がしたいと、本件のテクニカルクラーク派遣を希望されました。

この“バリキャリ”よりもワークライフバランスを求める元エンジニアスタッフの思いと、E社の求める“開発がわかるサポート・メンテナンス担当”という人材ニーズが一致。さらに、当社が行っている「テクニカルクラーク養成講座」を受講していることもプラスになり、オーダーから1週間でのスピード決定となり早期に就業を開始しました。

優秀な方をタイミングよくご提案できたことで、社内システムの内製化は順調に動き出し、プロジェクト推進に大きく貢献できました。就業から半年がたった現在では、エンジニアとしての経験を活かし、サポートだけでなく、業務改善提案やシステム設計にも意欲的にチャレンジされています。


現在当社​​​​​​​には、このようなエンジニアとしての開発経験を持ちながら、子育てや家庭の事情で、ハードな開発現場での就業が難しいという方が多数登録されています。多くは事務派遣やヘルプデスクより、身につけたITリテラシーが活かせる仕事への復帰を望まれています。部門単位でRPAやVBAを扱うことが増えた今、双方のニーズに合うテクニカルクラーク派遣が果たせる役割は大きいと考えています。


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