外国人エンジニア 活用支援

国内でのエンジニア確保が経営課題。外国人エンジニアの導入・活用で解決

電子デバイスメーカーD社に、当社​​​​​​​から2名のベトナム人エンジニアを派遣したのは3年前。ハノイ工科大卒で設計経験のある彼らの能力はもちろん、元気で意欲がある彼らの影響で、会社の士気が上がったと高く評価していただきました。現在ベトナム人エンジニアは16名にまで増え、なくてはならない戦力に成長しています。

国内の深刻な人手不足に加え、場所柄ゆえ採用に課題があった同社。外国人エンジニアの導入から活用までの取り組みをご紹介します。


クライアント様データ

業種
電子デバイス製造
規模
100人〜500人
課題
エンジニアの確保
提案
ベトナム人エンジニア2名を派遣(その後16名まで拡大)


国内でのエンジニア確保が経営課題に

D社は電子デバイス製造技術をベースに持ち、製品開発や量産を請け負うメーカーです。専門性の高いエンジニアを多数抱え、技術力には定評があるものの、近年の人手不足でエンジニアの確保が経営課題になっていました。地方が拠点ということもあり、特に新卒や第二新卒などの若い世代の採用に苦慮され、次世代層が厚くならないことに悩みをお持ちでした。

そこで検討に上がってきたのが、外国人エンジニアの採用です。


ベトナム人エンジニア派遣の導入で海外人材活用に成功

当初、D社にご紹介したベトナム人派遣エンジニアは2名でした。そこから3年で16名にまで拡大。現在では組織や文化にうまく馴染み、同社内の戦力として活躍しています。

新しい技術を覚えることに積極的で、バーベキューや釣りなどの社内イベントも好意的に受け入れる彼らは、良い意味で“昭和”の雰囲気を持つマネージャー世代との相性がいいようです。日本人と区別することなく海外エンジニアに敬意を払い、必要な知識に関しては手厚く寄り添っていただくことで、早くから彼らの信頼を得ていました。

また、採用時に日本語レベルを最重要視しなかったこともポイントです。採用側がこだわりすぎて外国人エンジニアの負担になるケースもありますが、同社ではエンジニアとしての職務に支障はないと、そのまま採用いただきました。彼らの入社時の日本語はN3レベル。日常会話をある程度理解でき、主語を省略せずに話したり、簡単な言葉に言い換えたりすることで意思疎通ができるレベルです。そのままでも十分通用しますが、そこは元々現地トップクラスの大学卒の人材。学習能力が高く、入社後半年ほどで、日常会話より幅広い場面で通用するN2レベルになりました。

逆に、彼らともっと深くコミュニケーションをとろうと、英語を自主的に学ぶ社員が増えた嬉しい誤算もあったと伺っています。

派遣元となる当社側では、主に日本での生活面をサポート。在留資格の申請、住宅の借り方や銀行口座の準備、役所での手続きからスーパーでの買い物の仕方まで、彼らに寄り添って環境を整えます。さらに、技術領域専門のテクニカル事業本部ですので、技術面での相談やサポートも行います。こうした両社の取り組みにより、ベトナム人エンジニアの採用・雇用継続に成功しています。


外国人エンジニアの導入には派遣サービスが有利

海外のエンジニアに募集をかけるためには、人事・給与体系を海外人材対応にする必要があります。しかし、渡航費用や日本語教育、在留資格申請など、海外人材特有の多岐にわたるサポートに、最初からすべて対応するのは困難です。

さらに、もし体制が整ったとしても、現地での採用活動に必要な情報、大学や信頼できる仲介業者との連携などが必要になります。そこまですべて対応できたとしても、「採用実績がない」からと外国人エンジニアの興味の対象にすら入らないといったことも起こります。

こうした採用面でのハードルの高さに加え、せっかく採用した海外人材が日本や職場になじめず、すぐに退職してしまうという問題もあります。外国人エンジニアにとって日本は、現地企業よりもコアな上流工程に携わるというメリットはあれど、制度不備や不満を我慢してまで行く魅力が薄くなっているというのが実情です。

派遣サービスであれば、採用から就業時のサポートまで、積み上げたノウハウにより雇用リスクを回避できます。


ベトナム人エンジニア派遣の特長

当社パーソルエクセルHRパートナーズのベトナム人エンジニア派遣は、「ベトナム人」エンジニア、かつ「派遣契約」でのサービスにそれぞれメリットがあります。

まずベトナムは国家規模で理数系教育に注力しており、優秀なエンジニアを育成する土壌があります。加えて日本に好ましい印象を持つ親日国家で、日本で働きたいという希望を持つ若者も少なくありません。

人情に厚く、勤勉で真面目な努力家という性格を、「昭和の日本人のよう」とD社と同様に評する企業様は多くいらっしゃいます。このような特性は日本の企業文化に馴染みやすく、安定した長期の活躍が見込めます。

派遣契約のメリットは、前述のとおり採用と雇用リスクの回避です。海外人材の採用には、現地に合わせたノウハウが必要です。名のある大手企業でも、採用セミナーでは見向きもされず、ブースに閑古鳥が鳴いているという状況はよく見かけます。

当社は、パーソルグループの海外ネットワークと、アジアでのパナソニックブランドを活用することで、ベトナムでもトップクラスの理工系人材へアプローチが可能です。さらに、実際に現地に赴き、マラソン大会への協賛や、若年層が広く利用するSNSでのプロモーションなど、地道に“つながり”を広げる活動も継続。定着率の高い、優秀なエンジニアを獲得できています。


国内の少子化でエンジニア不足は既定路線となっており、外国人エンジニアの導入・活用は不可避の状況です。日本企業との相性やモチベーションの高さにおいて、当社のベトナム人エンジニア派遣が果たす役割は、今よりずっと大きなものになると確信しています。


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