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【派遣活用の旅・就業開始~1か月編】派遣スタッフを定着に導くポイントは・・・

派遣スタッフを定着に導くポイントは・・・

就業開始後3か月以内に終了したスタッフの3分の1以上が、『派遣先での職場や仕事になじめなかった』ことが理由であげられています。
せっかく来ていただいたのに初期段階でのボタンの掛け違いにより残念な結果になるのは可能な限り避けたいものです。派遣スタッフの心理を踏まえた上で、就業開始~1ヶ月の間に注意ポイントをまとめてみました。



■受入から1週間のポイントは「安心できる居場所づくり」

  • 昼食や休憩時間は職場のメンバーと一緒になるよう配慮してあげましょう
  • できれば就業初日はトレーナー役と職場のリーダー的な方と休憩をとっていただき「雑談」で距離を縮めることをお勧めします。
  • 初日から1週間程度は、周囲のメンバーを巻き込んで、積極的に話しかけていきましょう。
  • 趣味や休日の過ごし方、学生時代の思い出なので、本人が話しやすいテーマを引き出していくとよいでしょう。一方で、職場の小言や不満を話すのは避けるようにしておいた方が良いですね。


■「仕事依頼の仕方や心がけ」も大切

  • 業務の説明を行う際には、「○○をやって」と言うだけではなく、なぜそれをやる必要があるのか等の理由や詳細をできるだけ説明するようにお願いします。意味や意図が解るとミスや勘違いを防ぐことができます。
  • 本人が断らないことを良いことに、契約範囲以上・実力以上の仕事を任せてしまい「これでは時給と見合わない」と不満を抱かせてしまいます。また簡単な単純作業ばかりだとやりがいを感じられず、働く意欲を低下させてしまうこともあります。
  • 業務の区切りの報告時には、一言感謝の意をあらわしていただくと、本人のモチベーションはあがります。「今日はお疲れ様、ありがとう。明日もよろしく!」 この一言があるだけで安心できるものです


■正社員と派遣スタッフとの「壁」を作らない。

  • 「派遣さん」や「〇〇(派遣会社名)さん」といった呼び方はせず、必ず名前を呼んで上げてください。「〇〇さん」と名前で呼ぶと相手に信頼感が伝わります。
  • 自社の社員と派遣スタッフとで、話すときの言葉遣いを変えないようにしましょう。強く意識したわけではないが何となく違った話しぶりになることはよくあります。思っている以上に敏感にその温度差は感じ取っています。
  • 業務評価においては、良い面・悪い面のどちらについても、社員さんと同じようにフィードバックをしてください。その分け隔てない対応に信頼感が生まれます。


■派遣スタッフと1対1で向き合う場をつくりましょう

  • ランチや飲み会の場でコミュニケーションを深める以外に、就業時間内に、限られた空間で、1対1で、仕事内容・就業条件・人間関係・プライベートなどを気兼ねなく話をできる場を定期的に作ることは派遣スタッフの定着を図るには有効な手立てのひとつです。なかなか日頃日常では本音を話しづらいということもあり、そういった場があったことにより信頼関係が深まったという例は少なくありません。


最後に

派遣スタッフは即戦力を期待されて就業を開始するため、人間関係を十分に構築できないまま現場に入ることがほとんどです。また派遣先様も知らず知らずのうちに派遣スタッフに疎外感を感じさせるような扱いをしているケースもあります。
特に就業開始直後~1ヶ月というのは、非常にボタンの掛け違いを起こしやすい時期です。職場環境にスムースに溶け込めるように、とにかく相手を理解しようと、頻繁に声をかけていただくことが大切です。
​​​​​​​最初の1ヶ月がうまく整えばそれ以降は順調に軌道に乗ります。


松下幸之助氏の言葉より
磨いて光らぬ人はない。
ダイヤモンドの原石は、磨けば光りを放つ。それはもともと光る素質が備わっているからである。人も同じである。人にはそれぞれ磨けば必ず光る天分、素質が備わっている。



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