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パフォーマンスは想定以上。ベトナム人エンジニアがシステム開発の戦力に

G社は、受託や客先常駐の技術者派遣で情報システム開発を行うシステムインテグレータです。社員十数名の規模ながら経験豊富なエンジニアをそろえ、銀行や鉄道関連など社会インフラとなるシステムの開発に実績を持っています。当社にベトナム人エンジニア派遣をご依頼いただいたのは約2年前。社内の受託開発チームで業務システム開発を担当し、今ではプログラミングスキルや業務スピードに高い評価をいただいています。今回は同社との取り組みについて、代表取締役社長の駒野様にお話を伺いました。


クライアント様データ

業種

システム開発

規模
従業員20人以下
課題
受託開発の拡大
提案
ベトナム人エンジニア派遣


受託開発で2名のベトナム人エンジニアが活躍


―御社への最初のベトナム人エンジニア派遣から約2年半がたちます。現在は2名が就業中ですが、技術や仕事ぶりはいかがですか?


駒野氏:プログラミングスキルはかなり優秀ですね。もともと僕は、コードについては細かい所をあれこれ言わずエンジニアに任せる方ですが、彼らは変なクセもなく、本当によく書けています。個人差はあるのかもしれませんが、大学で学んだことやベトナムで経験した仕事などを、しっかりと自分のものにしている印象です。こちらの指示も守ってくれますし、素直で真面目なところもいいですね。

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ーありがとうございます。依頼の受け答えやコミュニケーションはうまくできていますでしょうか?


駒野氏:日本語能力は2人の間で少し差がありますね。1人はまったく問題ないレベルで、仕様の説明などはもちろん、こうやって普通に話す日本語もそのまま理解しています。もう1人の方は、たまに口頭指示が伝わらないことがあります。とはいえこちらが伝え方を工夫したり、紙に書いたりするとちゃんと理解してくれます。

そもそも口頭指示だけでシステム開発をまわそうとすると、日本人同士でも失敗しますよね。思い違いがありますから。きっちりしたものじゃなくても、ドキュメントで渡してお互いに確認する。途中でチェックを入れて、修正や要望をまた口頭とドキュメントで返す。こうした開発の基本的な動作をやっていれば、“日本人じゃないから”マイナスという部分はないですね。


ー安心しました。ベトナム人エンジニア派遣をご検討中の企業様に「コミュニケーションが不安」と言われることもあるので。


駒野氏:日本人だってコミュニケーション不全が起こる人はいますよね。ベトナム人か日本人かという対比は、僕はほとんど考えないですね。あくまで「その人」がどうかということ。それに、何か問題があったとしても、たいていマネジメント側でフォローできる範囲です。やり方を柔軟に変えて、人を活かすのが我々の仕事です。

外国の方と仕事をすると、文化の違いを感じることがありますが、ベトナム人は日本の感覚に近いと思いますね。今の2人は、礼儀正しく気遣いもできる方々だし、挨拶もしっかりしています。ややこしいことを頼む時も、嫌そうな顔をせずちゃんとやってくれるので、むしろ仕事がしやすいです。僕が表情に気付いてないだけかもしれませんけど(笑)


ーいえいえ、それは大丈夫だと思います(笑)。今まで100人以上のベトナム人と仕事をしていますが、嫌な時は、はっきり分かる嫌そうな顔をしますから。


駒野氏:それはよかった(笑)。つい忘れそうになりますが、外国できちんと仕事をこなせるというのは凄いことですよね。自分が逆の立場だったらと考えると。そうそう、彼ら英語のドキュメントも抵抗なく読みますよね。全員ではないのかもしれませんが。


―そうですね。個人差はありますが、英語の文章に触れる機会も多いので、読み書きはできる方が多いですね。


駒野氏:それは強みですよね。先端技術に関することや何か新しいことをやる時、英語の文献を検索できるのは大きなアドバンテージです。やはり翻訳文を読むのとは違いますから。



ベトナム人エンジニア派遣を利用したきっかけ


当社のベトナム人エンジニア派遣を選んでいただいた当時の状況、また戦略としてはどのようにお考えでしたか?


駒野氏:今もそうですが、生産性を上げる施策をいろいろ試していたんですよ。ベトナム人エンジニア派遣の前に、パートタイムのプログラマーをあえて募集したこともあります。品質を下げないこと大前提で、全体のコストをみながら効率よく業務をまわす仕組みを常に考えているので。今2人にやってもらっている受託開発も、業務の幅を作りたくて開拓したものですし。客先常駐のみだと景気変動の影響を受けやすいですから。


ーかなり積極的に受託開発を拡大されていますよね。同規模の企業だと客先常駐のみということも多いと思いますが。


駒野氏:そうですね。客先常駐は安定しているのでいいんですが、ずっとそれだけだと自社にスキルや資産が残しづらいんですよ。それから、働く人が望む環境を提供するという大きな目的もあります。常駐のみだと、案件の切れ目が発生したときに、急ぎで意に添わない現場にあてがわれることもある。自社の受託案件があれば、その間つないでおくこともできますから。進みたいキャリアを自由に選べるとは言いませんが、できるだけ選択肢は広げておきたいです。


−なるほど。人材や案件にいろんなバリエーションを持たせることで、全体として安定させるんですね。


駒野氏:はい。そして正直なところ、派遣依頼はやはりプロジェクト毎に人員配置を調整できる手段として考えている部分が大きいです。どうしても案件のボリュームには波があるので。でもベトナム人エンジニアの2名に関しては、僕を含めて社員は皆ずっといてほしいと思っていますよ。今の案件が終わっても、彼らに残ってもらうために何とか次の仕事を取ろうと頑張っています(笑)


―ありがとうございます(笑)。そこまで受け入れていただいているのは、懐が深い御社の社風もあると思います。どんな企業なら相性がよさそうなどありますか?


駒野氏:それは受け入れ側の会社の担当者次第かもしれませんね。全員日本人で社員じゃないと、という方もいるでしょうから。でも企業規模などにかかわらず、ベトナム人エンジニアは積極活用した方がいいと思いますね、僕は。当社でいうと、彼らがこなしている仕事の“コスパ”は想定以上です。生産性は非常に高いですよ。



―そうおっしゃっていただけると、我々もさらに盛り上げていかなければと活力が湧いてきます。本日はお話ありがとうございました。


取材を終えて

ベトナム人エンジニアの活用について、関心はあるものの実際に受け入れる場合の準備や受入れ後の対応などに懸念を感じられる企業様は多くいらっしゃいます。当社では入国前から信頼関係を構築し、入国後の生活のサポートまで専任の担当がフォローしていますのでいつでもご相談いただけます。小さな一歩が期待以上の効果をもたらしています。



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